Honda(ホンダ)、正式名称「本田技研工業株式会社」は言わずと知れた日本の自動車・オートバイ等のメーカーですが、このHondaと和楽器には意外なところで繋がりがありました。
まず、こちらをご覧ください。
画像にあるHondaのエンブレムは、
日本古来のある「楽器」が
モチーフになっているんです。その「楽器」とはなんでしょう?
みなさまの答えをお待ちしております。#Hondaハート#きょうだれかをうれしくできた pic.twitter.com/pcWBnfX2BC
— Hondaハート【公式】 (@HondaHeart_JP) December 6, 2021
こちらは、Hondaが公式に運営しているTwitterアカウント「Hondaハート【公式】」さんが、2021年12月に投稿したツイートです。
Hondaのエンブレムが、日本古来の楽器がモチーフになっている!?
「H」を囲むこの少し丸みを帯びた四角形、そう言われると、アレに似ているような………
数日後、このクイズ対する答えとして、このようなツイートが投稿されました。
Hondaのエンブレムとなった「楽器」は
分かりましたか⁇答えは『三味線』です。
緊張感の中に、
ホッとできる安心感がある。そんな三味線のタイコをイメージに
Hの文字を囲むことで、
現在に至るHマークの原型が
できています!#Hondaハート#きょうだれかをうれしくできた https://t.co/0rj3FXTVSk— Hondaハート【公式】 (@HondaHeart_JP) December 22, 2021
…ということで、正解は「三味線」でした。
単純な長方形でもなく、均等に角を丸めただけでもなく、絶妙にデザインされた曲線はまさしく三味線の胴の形で、この曲線美から感じる「ホッとできる安心感」もなんとなくわかる気がします。
では、なぜ三味線が選ばれたのでしょうか?
調べたところ、Hondaの車の販売などを行なっている「株式会社ホンダ販売中島」さんが運営する「Honda Cars 倉敷南」の公式ウェブサイトに、以下の記述を見つけました。
創業者、本田宗一郎は趣味である三味線の音色に感銘を受け、自社のエンブレムにも三味線の形を残したそうです。
創業者の本田宗一郎氏は多くの名言を残した方で、経営者として大変有名な方であり、ご存知の方も多いでしょう。
自身が奏でる三味線の音色から思い描く光景とHondaの事業の目指すところ、きっとイメージが重なり合うところがあったのでしょう。
趣味でやっていたという三味線が、このようなエンブレムという形で、何十年も経った現在も世界中のあちこちで目にすることになるとは感慨深いものがあります。
(※補足:このエンブレムは四輪自動車用のエンブレムです。二輪車には別のエンブレムが使われています。)