先日、滋賀県犬上郡多賀町の多賀大社に行ってきました。
今回は、多賀大社の鳥居の前に並ぶお店で見つけた多賀名物「糸切餅」と三味線の関係についてご紹介していきたいと思います!
多賀大社とは
多賀大社は伊邪那岐大神(イザナギノオオカミ)と伊邪那美大神(イザナミのオオカミ)を祀った神社。
大きな杓子「お多賀杓子」(おたがじゃくし)が有名で、「オタマジャクシ」の名前の由来とも言われています。
電車で行く場合は、JRの彦根駅から近江鉄道に乗り換え、彦根・多賀大社線 多賀大社前駅で降りて徒歩10分です。
車で行く場合は、名神高速道路の彦根インターチェンジで降りて10分。彦根の市街地からも近く、アクセスしやすい場所に立地しています。

多賀大社の鳥居の外から見た境内の様子。
訪れた日は参拝者が多く、境内にたくさんの出店もあり賑わっていました。
多賀名物「糸切餅」を買ってみた
さて、ここからが本題です。
参拝が終わり鳥居を出れば土産物などが売っているお店が並んでいます。
各店の一番目立つところに売られているのが、多賀名物の「糸切餅」!

私は元祖莚寿堂本舗さんで購入してきました。

こちらが糸切餅のパッケージ。今回は10個入りを購入。

開封するとこんな感じ。
餅には青・赤・青の3本線の模様が入っています。
この記事のタイトルに「糸切餅と三味線」とあるので、もしかしたらこの写真を見て
「あぁ、餅の形が三味線の棹で、この3本線が3本の糸を表しているのね」
と想像した方もいるかもしれません。
…が、違います。
では、どこで三味線と絡んでいるのでしょうか?
「糸切餅」の名前と作り方
正解は、「糸切餅」の作り方のほうにありました。
なぜ「糸切餅」という名前が付いているのでしょうか。
それは、「三味線の糸で切った餅」だからなのです!

こちらが切り口の様子です。中には餡子が入っています。
滋賀県といえば、和楽器業界の中では有名な箏・三味線の糸のメーカーが木之本(長浜)にあります。
もしかして…と思い情報を調べたところ、以下のサイトに「長浜で作られた三味線の弦を使用している」という記述がありました。
メーカー名までは判明しませんでしたが、おそらく間違いないでしょう。
なぜ三味線の糸?
ではなぜ三味線の糸で切っているのでしょうか?
購入した糸切餅の外装にはこのように書かれていました。
「蒙古襲来に耐え忍び 取り戻した平和を祝福し 蒙古軍の旗印になぞらえて 3本線の入ったお餅を弓の弦で切り 多賀神社にお供えしました。」
この由来については、筆者が糸切餅を購入した元祖莚寿堂本舗さんのWebサイトに載っているお話がとても分かりやすいので、ページをご紹介したいと思います。
そもそもの始まりは1274年・1281年の鎌倉時代、元寇の時まで遡るとは歴史と伝統のある銘菓ですね。
確かに普通なら刃物を使って切ることが多いですよね。
それを平和を意味して敢えて刃物を使わず弓の弦(現在では三味線の糸)を使うことで悪霊を断ち切る、そんな深い意味があったとは驚きです。
美味しい糸切餅とバリエーション
さて、食べ物の話なのに、肝心の食レポが最後になってしまいました(笑)
糸切餅はとても柔らかいトロトロもちもちの食感であっという間に口の中で消えていくような感じ!
中の餡子の甘さと、ほんのりと感じる塩味が絶妙なバランスでとても美味しかったです。
消費期限は買った翌日。10個入りを買ってしまって消費できるか心配でしたが、手が止まらずすぐに食べ切ってしまいました。

普通の糸切餅のほか、現地で「糸切餅の天ぷら」なるものを見つけて、こちらも食べてみました。
サクサクの衣に甘さがマッチして美味しい!
みなさんも多賀神社に参拝された後に、ぜひ糸切餅を召し上がってみてください!
