皆さんが知っているロボットといえば?
人型のアシモやペッパー、ユニボ? 犬型のアイボ、ロボット掃除機のルンバ? 最近様々な種類のロボットが開発され、生活の中で活躍していますね。
本記事では、「春の海」を踊れるというロボット「ロボホン」をご紹介したいと思います。
ロボホンってどんなロボット?
ロボホン(RoBoHoN)はシャープが出しているモバイル型ロボットです。
工場でバリバリ働くような商業用ロボット、ではなく、家庭内や教育現場などで使われるとても可愛らしい人型ロボットです!
身長は約19.8cmと小柄で、手の上に乗せることができるサイズです。
ロボホンができることは?
小さい身体のロボホンですが、できることがかなりたくさんあります。その一部をご紹介します。
インターネット接続
ロボホンには3G/LTEモデルとWi-Fiモデルがあり、インターネットに接続することができます。
電話をかけたり、天気やニュースの情報を取得したり、検索をしてくれたり、ラジオを聴いたり、TwitterやLINEと連携させて読み上げてくれたりします。GPSも付いており、外出先の情報も教えてくれますよ。
こういった機能はまさにスマートフォンの機能。四角いスマートフォンの筐体が人型ロボットの形になり、今まで画面で操作していたものが音声でやり取りできるようになった…と考えるとイメージしやすいかもしれません。
コミュニケーション
スマートフォンでできること以外にも、ロボホンならではの機能もたくさん備わっています。
まずは、会話。何気ない日常会話から英語学習、名作の読み聞かせなど、様々な会話機能を楽しむことができます。
画像認識でユーザーを判別することができ、その人に合った返答も可能。ユーザーと会話を重ねることで様々な言葉やユーザーの好みなどを覚えていくので、一緒に生活していく中で”自分だけのロボホン”に成長していくのも面白いところです。
ゲーム
ロボホンと一緒にゲームも楽しむことができます。ロボホンと会話しながら、しりとり、旗揚げゲーム、クイズなどを遊べます。
百人一首やオリジナルのカルタを読み上げたり、ビンゴゲームの数字を読み上げたり、人間が楽しむゲームにもサポートで参加してくれる機能も!ロボットが読み上げ!?となれば場も盛り上がるかもしれませんね。
身体を動かす
ロボホンは身体を動かしていろんなアクションをしてくれます。 歩いたり、座ったり、なんと腕立て伏せや腹筋運動、逆立ちまで…!
逆立ちをするロボホン
そして、ダンスの機能があります。内蔵された様々な曲に合わせて踊ってくれます。 長々と引っ張りましたが…… この機能が、今回の記事の本題です。
ロボホンが「春の海」を踊る!?
ロボホンに向かって「春の海のダンスして」と話しかけると、宮城道雄の箏曲「春の海」が流れ、それに合わせて踊ります。
もう一つ、別のコマンドも用意されており、「お正月のダンスして」と話しかけると同じく「春の海」を踊ります。
ロボット達の間でも、「春の海」はお正月曲のイメージなんですかね……!
実際に動画を撮りましたので、ぜひ見てみてください。
踊りは日本舞踊風ですね〜
ロボホン本体から流れるBGMの「春の海」は、最初は普通の箏・尺八二重奏…かと思いきや途中から鼓がポンポン入り、最後はかなりアレンジの入った楽曲でした。
そして、踊り終わった後には……
「あけまして おめでとうございまます!!」
やっぱりお正月だったんですね(苦笑)
その他にも、ロボホンにプリインストールされている踊りの中には日本の曲が入っており、例えば 「さくらさくら」「ソーラン節」「歌舞伎」「和太鼓」「阿波踊り」といったダンスをしてくれます。
1曲ずつのほか、日本の踊りをメドレーで踊ってもらうこともできます。
これらもいくつか動画を撮ってみたので、ぜひご覧ください。
ロボホンユーザーの間では、衣装や小物をハンドメイドで作って楽しむことも流行っているようです。「春の海」はミニチュアの扇子でも持たせて踊ってもらいたいですね。着物や歌舞伎メイク、和太鼓のバチ、いろいろな和の小物を持たせて楽しんでみたい!
今後のアップデートにも期待!
ロボホンは定期的にアップデートされており、喋る言葉や踊れるダンス、遊べるゲームなどが随時追加されています。
例えば、記事作成時点の最新のアップデートでは、アクションとしてバレーボールの動きや、読み聞かせとして宮沢賢治の「よだかの星」が追加されたりしています。
和楽器や和文化に関するアクションがこれからまた増えないか、楽しみです。
自分でプログラミングをして、オリジナルの動作もさせることができるので、いつかは試してみたいと思います!